BONZEブログ

節分星祭り祈願祭

明日2/1当山節分星祭り祈願祭を厳修致します。
昨今は、節分といえば恵方巻きが、全国的にメジャーになって来ました。吉方を向いて巻き寿司を丸かぶりする事で開運を得るという事ですね。当山では、生年月日から自分自身を守護して頂ける星を割り出し、節分の時期に守護して頂ける星をお祭りし、一年の無事を祈願を致します。その証として、毎年、個々に星御守りをお授けしております。
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寒行

暦の上では昨日が大寒。節分から少しずつ春が近づきますね。今日は午後3時から、地元大阪府三島日蓮宗青年会主催 寒行唱題行脚に参加させて頂きました。

行脚の行程は当山を出発し、西にある経王寺様までの往復5kmを団扇太鼓を叩き、口にお題目を唱えて歩きます。唱題行脚の目的は、有縁無縁に関わらずお題目との縁を結んで頂き、その功徳を頂戴する事煮なります。本来であれば日々の修行ではありますが、寒の修行の一環として唱題行脚をします。

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距離感

昨夜、前回のブログ記事の喪主さんの通夜式をお勤めしました。
その中で感じた事ですが、葬儀社依頼の一見の葬儀では、喪主と顔を合わすのは通夜式直前。コミュニケーションを取る努力はしていましたが、思ったようには行かない現実がありました。それでは、喪主との距離感は遠いままで葬儀式の意義を伝える事ができませんでした。しかし、今回喪主と事前相談事から顔を合わせている事で、コミュニケーションが取れ喪主との距離感が縮まっている感じがしました。

如何に我々僧侶が喪主、親族と少しでも時間を共有出来るかが重要だと感じた通夜式だった。これが、後々グリーフケアへ続くのだと思う。

10万~15万円で・・・

昨日、当山の葬儀をおまかせしている博益社さんに、今回の葬儀費用の支払いに行って来た。支払いを済ませ事務所で歓談している時、葬儀相談の電話が入り、社員に代わり社長が応対をおこなった。話の内容から、自宅死亡、死後2~3日経過しており司法解剖に回るとの事。また、自らの経済状態から葬儀を10万~15万でして欲しい等の内容だった。巷で流行りだした火葬のみの直葬(ちょくそう)であってもかかる経費を計算すると、希望する金額では出来ない説明を社長はし、相手方も納得したのか? 20分後に会社へ伺いたいとの事で電話が終わった。

昨年より、私は葬儀社へ葬儀の事前相談へ来る方の生の声を聴いてみたく、年が明けたら事前相談の場に立ち会わせて欲しいむねをお願いしていた。それもあって、今回の方の相談に立ち会わせてもらうことになった。
社長が、再度葬儀費用の説明をし、喪主になる弟さんの意見を聴いたところ、提示した金額は、「親戚が葬儀に金をかけるな。10万か15万で出来るはずや。」とのお達しがあった事で、何もしらない喪主は葬儀社数社へ連絡し金額を聴いていたとの事がわかった。喪主としては、親戚が提示した金額では、葬儀は出来ない事を把握したうえで博益社を選んだという事だ。最終的には、通常の葬儀を執り行う事に決まり、菩提寺も無ければ信仰し属している宗派、教団も無い事から同席していた私が葬儀導師を勤める事になった。

経緯としてはこういう流れだったが、まずもって親戚の認識があまりにも常識からかけ離れている点だ。しかし、これは現在の世相の現れであり、テレビ、雑誌で取り上げられた葬儀特集の拡大解釈版と言わざる得ない。きっと、このような事を知っていると思われる人から聞きかじった程度の知識を自分なりに解釈しひけらかしたと思われる。本人は、よかれと思った対応だったと思うが、弟さんは兄さんの葬儀を出して送ってやりたいと
いう気持ちだった。それが最優先される事を考えてあげる事が大事なのに、金を使わさないようにする事が最優先では無いように思った。

本当に、智慧の無い大人が増えた。増えたというより、そんな人が世の中の大半を占めるようになっている。
これを打開していく手立ては無いだろう。それは、敷居が高く一般人にとっては無縁の寺へ誰が足を向けるのか? しかし、私は我々僧侶がその場に出向き生の声を聴くことで、ほんの少しだけでも葬儀に対する考え方の道しるべになれればと思い、今年から事前相談の場に立ち会わせて頂く。

平成27年謹賀新年

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
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昨年12月31日檀家さんがお亡くなりになりました。年末年始の時期だった為、慌しく葬儀式の準備を進め、当山本堂に於いて1月2日通夜式、3日葬儀式を厳修致しました。年末年始の時期ではありましたが、一年四か月入院されていた故人は、二日間家族と共に自宅で休む事が出来たのも、この時期であったからかもしれません。家族、親族、近隣の方と共に故人を霊山浄土へ送り出させて頂きました。
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