平成26年度秋季彼岸会法要厳修

当山彼岸法要前
当山彼岸法要前

 

資料を作製しました
資料を作製しました

法要終了後のお話用に資料を作製しました。

平成26年9月彼岸法要資料
此岸 →   彼岸
(娑婆世界) (悟りの世界)
娑婆(今、我々が生きている世界であると同時に、苦に満ちた世界)
現代は、それに加えて「末法」の時代。
(当たり前の怖さ)当たり前→感謝しない→傲慢(ごうまん) →怒り。
自分だけが正しく人は間違っている。自分さえ良ければいい。
四苦(生・老・病・死)
※ 彼岸に到達する為に、自分自身が六波羅蜜の修行を積む。
※ 六波羅蜜
1布施(物を差し上げること。させてもらうこと。)
2持戒(身をつつしみ、常に反省すること。)
3忍辱(平静にして耐えしのび、いからない、怨まない)
4精進(善い事をし、悪い事をしないようにいつも努力し続ける)
5禅定(感情をしずめ、心を安定させること)
6智慧(すべてのものを生かしている大いなる命を把握すること)
生まれ変わる度に六波羅蜜の修行を繰返し、もしかしたら仏になれるかもしれない? 煩悩と菩提は相反するもの。(爾前経)
※ 彼岸の中日は真西へ日没。
日没→人の死・死後を想像
真西→西方極楽浄土
※浄土とは(仏が存在し、そこで常に教えを説いている国土を浄土という)
法華経の考えから観た彼岸。
此岸 =  彼岸
(娑婆世界) (悟りの世界)
釋尊は娑婆世界に於いて、常に教えを説いている。即ち、この娑婆世界が浄土
である(寿量品で説明)娑婆即寂光。
※ 釈尊は我々に、親が子を想う心に気付いて欲しい。親(仏)の心を聴いて欲しいと思ってられる。
※ 受持=受け持つ。

受ける=釈尊の心を瞬間に受け取る。 持つ=持続(継続)すること。
※自分自身が法華経を受持し成仏する事で、先祖も成仏する事が出来る。