追善供養2

代表的な追善供養は、四十九日や一周忌、三回忌、月回向等の法要は追善の為に行われます。我々僧侶が導師となって家族の皆さんと法要をおつとめします。それに対してお布施をする事は無上の功徳があると考えられています。

また、法要の際に塔婆を建てます。塔婆を建てる事はお釈迦様が涅槃後、弟子の皆さんが遺体を荼毘にふし、その御遺骨を分骨し多くの地にお釈迦様の御遺骨を収めた仏舎利塔が建てられました。それを建てる事と勝るとも劣らない功徳があるとされています。

日蓮宗の法要ではお題目をお唱えした後、回向を致します。回向とは生きている我々が積んだ善行(法要)を、亡き人やご先祖、有縁無縁の霊位に回し向けるという意味です。亡き人やご先祖、有縁無縁の霊位はその回し向けられた善行によって功徳を得る事が出来ます。成仏している皆さんには回向功徳の法楽を受けられ、未だ成仏されていない方には成仏へ導く大きな功徳となります。

梅雨が明け、夏が来ればお盆の時期になります。今年のお盆は追善供養の意味を知り、お盆を迎えられてはいかがでしよう。