秋季彼岸入り

今日から平成二十四年度秋季彼岸入りです。
此の岸(人間の苦しみ、恨み、悲しみ、喜びが混在している迷い多いこの世界)
到彼岸(仏の世界、迷いのない理想の世界へと自分を高め永遠の楽の世界へ到達しようと努力すること)

彼岸は仏道修行(六波羅蜜とは1布施2持戒3忍辱4精進5禅定6智慧)を行ずる一週間。一般的には、ご先祖の墓参に行かれる方がほとんどだと思います。それに加え是非、有縁のお寺の彼岸法要に参加されてみてはいかがでしょう。
法要に参加されることで、布施(ものをさしあげること。させてもらうこと、心に安らぎを与えること) 持戒(身をつつしみ、常に反省すること)
精進(良い行いをすること) 智慧(すべてのものを生かしている大いなるいのちを把握すること)が、実践できると思います。

日蓮大聖人 御妙判「可延定業御書(かえんじょうごうごしょ)」の一節。
「業に二あり。一には定業、二には不定業。定業すら能く能く懺悔すれば必ず消滅す。何に況んや不定 業をや。」

業というものには二つあります。一つには定業(前世から定まった業因)であり、二つには不定業(今世でつくられた業因)であります。定業であってもよくよく懺悔すれば必ず消滅します。まして不定業についてはいうまでもありません。

修行と懺悔の一週間を心がけてみませんか?

広宣寺 平成二十四年度秋季彼岸会法要
九月二十三日(日曜日)
午前10時より