BONZEブログ

全国声明師研修会

11/25?26? 新潟県に於いて全国声明師連合会主催「声明師研修会」が開催された。

全国から約100名近い声明師が集まった。

11/25 午後2時からの研修に間に合うよう、大阪伊丹空港より飛行機で新潟に飛んだ。過去、新潟は訪れた事はなく厳しい研修に参加する事ではあるが、現実から離れる一泊二日のショートトリップの意味合いもあるかもしれない。。飛行機を使えば大阪から1時間で到着。機内から見た風景は、さすが米どころ。田園の占める割合が多かった。

研修会一日目は、午後2時?5時まで行われた。夜は、参加者全員で懇親をはかった。二日目は、午前9時から11時まで研修が行われた。研修の中で、実際に声明を唱えるのだが、今年、声明師に任命された皆さんのレベルが高い。負けずに頑張るが、これがまたなかなか難しく、声明は習練を必要とするからだ。日々、声明師として自覚を保ち勤行、法要のひとつひとつを大切に勤める事が必要だ。研修会に出席すると、また新たな気持ちが沸いてくる。

帰路は、少し新潟の街を巡り(ご当地グルメのイタリアンを食した)機上の人に。

19時過ぎに自宅に到着した。

怒っちゃいかん! のに怒ってしまった・・・

お寺から市営斎場までタクシーを予約した。出棺時間に間に合うように14時半出棺の15分前到着でお願いし予約は済んだと思ったのだったが、その直後、タクシー会社より電話があり「14時15分では間に合わないのでは?」という事だった。「到着が14時15分前後になるので間に合わないかもしれない」と引き続き訴えてくる。「ならば14時10分でもいいですよ」と答えたのだが、それでも尚、執拗に「到着後、直ぐにご乗車して頂けない場合はタクシーは戻ります」???? 「いやいや、出棺が14時半なんだから帰って貰っては困ります」から、話はどんどんとおかしな方向に進み出したので、間髪入れずに喝を入れ、責任者に電話を交替させたところ、通常通りの会話で14時15分に到着し待っていてくれるとの返事だった。メーターを倒して待つ訳なので何故帰る必要があるのか? 最初のオペーレーターの考えがわからない。

電話を切った後、冷静に考えてみた。
きっと、オペレーターは「寺から出棺する」という意味が理解出来ていなかったのだと思った。行き先を尋ねられ「市営斎場」と答えたところからオペーレーターの頭の中がコンガラガッタのだろう。14時30分に市営斎場から出棺。ならば寺に出棺15分前に到着しては目的地まで15分で到着する事は難しいと考えたに
違いない。そう考えれば執拗に「間に合わない」を連発しないだろう。

いやいやオペレーターさん、私が言いたいのは、寺を14時半に出発し、15時に市営斎場に霊柩車が到着すれば問題ない事なんです。それを、担当したオペーレーターが知らなかったのだろう。そう考えると、こんな所でも葬儀の形態に変化が出て来たという事だ。以前なら、自宅からご遺体を出棺する事が普通の光景であった。それに伴い遺族を市営斎場に送迎するタクシーの車列も当たり前だった。それが、最近は葬儀会館から出棺する事が多くなりマイクロバスやマイカーを使用するようになった事でタクシーの利用率が下がったのが原因かもしれない。そして、今回のような行き違いが生じたのであろう。

ここにも葬儀形態に変化が出ているのだと考えさせられた。